BAYARLALAA819　

モンゴルの心優しい若者　ビャンバ

北関東大震災にモンゴルの軍を派遣するという申し出を
なぜか日本政府は断ったそうです。
１０万人も動員した自衛隊が疲れ果ててしまうと言う想定も
想定外だったのでしょうか。

受け入れ態勢も後手後手で、せっかくの各国のありがたい申し出も
断ってしまった部分が多々あるのではないでしょうか。
（まったくニュースにも挙がりませんでした）

震災直後、電話がやっと通じたのが12日でした。
それから毎日モンゴルのビャンバから電話が入りました。
私を心配して電話をし続けてくれたのです。
その中で『モンゴル軍が日本へ行くことになりそうです。
そうしたら私も通訳として日本へ行きます』と言っていました。
この時ほど彼を誇りに思った事はありません。

ビャンバと同時に日本へ留学していたのが
先述のゾリグhttp://hantanyannyan.blog58.fc2.com/blog-entry-490.htmlです。
軍から要請があればすぐにでも被災地へ行きたいと言っていました。

大事なのは大国になることではなく
どんな時も被災地に寄り添って暖かい心を届けることですね。
モンゴルは阪神淡路大震災の時もいち早く日本へ物資を送ってくれたそうです。

今日世界の原発保有国を見ていたら
ロシアと中国の間にはさまれて原発を持たない
真っ白な国がありました。
それがモンゴルです。

思うこと

阪神淡路大震災の時に、逸早く特別機をしたて(定期便がなかったため)、救援物資を届けてくださったのが、モンゴルの副首相でした。その救援物資は、決して裕福ではない国モンゴルが、外貨を得る事ができるカシミア製品―毛布･手袋など―だったと聞きました。副首相は、こんな時ですからと、滞在90分で帰国されたのです。

○あの厳しい状況の中での、心温まる出来事です。同じモン　ゴロイドだからでしょうか、琴線に触れました。

○裕福な国、人だけが、誰かを支援できるのではないと確信を持たせてくれました。

そのモンゴルからのカシミア製品が、私たちの所にやってきたのです。あの時、届けてくださった優しさを、彷彿させる優しい風合い、デザインのセーター、カーディガン、手袋、マフラー、毛布などなど。若い人たちが、希望を持ってデザインし、製品を作り販路を探していると聞き、私たちもアクションを起こさなければと思ったのです。

さらに、その収益の一部で、マンホールチルドレン支援の準備を進めています。

BAYARLALAA819

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2011年4月1日金曜日

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